医療法人徳洲会

東京西徳洲会病院

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■ 施設名称 東京西徳洲会病院 ■ 所在地 東京都昭島市
■ 病床数 346床 ■ 外来患者数(日) 625人
■ 平均在院日数 13.6日 ■ 救急車台数 20台
■ 診療科目 内科・循環器内科・肝臓内科・糖尿病/内分泌内科・神経内科・腎臓内科/腎臓外科・消化器内科/消化器外科・呼吸器内科/呼吸器外科・脳神経外科・心臓血管外科・整形外科・形成外科・美容外科・歯科口腔外科・乳腺腫療科・泌尿器科(人工透析)・小児科・婦人科・皮膚科・放射線科・麻酔科(ぺインクリニック)・病理科・リハビリテーション科・救急科・療養科

TORENDVIEW2015

東京西徳洲会/ 渡部和巨 氏

東京西徳洲会病院 院長/ 渡部和巨 氏

南関東の徳洲会病院を中心に7病院を基幹病院として、総合外科医を育てるための研修プログラムの中心である「湘南外科グループ(SSA)」。その指導責任者を務める渡部和巨先生に、ジェネラル・サージェンの育成と、院長に就任された東京西徳洲会病院の方針について伺いました。

編集長

2014年10月に院長として就任され、この病院での取り組みについてお聞かせ下さい。

2005年に500床で許可してもらった病院がまだ250床での稼働。病床をフル稼働させることと、今いる40数名の医師と一緒に断らない救急を継続することが私のミッションです。 当院の位置する医療圏には64万人の人口、西側の西多摩地区を含めると100万人以上の人口があります。東京都においては一般病床が3000床不足すると言われる中、早期のフルオープンは責務です。しっかりと医療資源を投下し、地域の期待に十分に応え、「砦の病院」になりたいと思っています。

編集長

「砦の病院」
に必要なものは何でしょうか

やはり救急医療の実践と地域医療との連携だと思います。 特に救急医療に関しては徳田虎雄前理事長の生み出した理念、「命だけは平等だ」「患者さんを断らない医療の実践」そのものだと思っています。 東京は医療機関も多く、救急を断ってもきっとどこかが診るだろうという風潮を感じてしまいます。徳洲会が多く展開する鹿児島などの離島、また一般的にも高知、徳島、鳥取、島根などには間違いなく砦の病院が存在します。地域の期待も、地域の安心も、受け止めることのできる病院にしたいですね。


東京西徳洲会 外観

この病院に来て、「患者さんを断らない医療」に強く共感する職員が多いことを心強く思います。地域に必要な総合病院の基本はやはり救命救急であり、そして総合内科と一般外科です。もちろん様々な診療科の展開は必要ですが、多くの疾患の8割くらいは専門医でなくとも治せる病気だと思います。 今の医療は専門領域から少し離れるだけで、「あちらで受診してください」という流れも多く考え物です。痛切に感じるのは、「外科は病院の父、内科が病院の母」ということです。救急医、総合医の増員はもちろん、その育成にさらに力を注がなければと考えます。

編集長

外科に関しての研修医育成について独自のプログラムがありますね。

私は外科は各科の緩衝的役割を担う総合病院では欠かせない存在であると自負しています。しかし、最近の研修医育成に関しては、ジェネラルな外科になれるものでは無くなってきています。近頃は心臓血管外科医になりたい、泌尿器科医として進みたいと、最初から決めている研修医もいます。もちろんその考えも必要。正解ではありつつも先に申し上げた「患者さんを断らない医療」というものが、実践できなくなってしまっています。 徳洲会には独自の後期研修プログラム「湘南外科グループ(SSA)」があります。 そこでの指導責任者のまとめ役も務めておりますが、SSAのOBが指導責任者となり、研修医はその医療機関へ半年ずつローテーションしながら実践研修を積むスタイルです。私がちょうど、6番目のSSA卒業生。25年以上続くプログラムです。 卒後6年間の外科レジデント教育プログラムですが、圧倒的な経験症例の豊富さが自慢です。SSAを志望するレジデントの多くはいろいろ経験したいという者ですが、手術は助手も含めると6年間で2,000例以上の経験が可能です。 ジェネラル・サージェンとしての基本的な知識・技術・姿勢を身に付けることができます。 また、関東エリアだけでなく、全国に散らばる指導責任者のいる病院、そして離島にある徳洲会病院へのローテートが、人間の深みを与えてくれるでしょう。 救急に対するモチベーションを持ったスタッフに囲まれた中で、その地域ごとに求められるもの、症例の特色、そして他の医療従事者とのコミュニケーション全てが知識、技術、心配りに反映されてきます。


地域を担う「砦の病院」
検査の様子
オペの様子
編集長

もちろん研修は教わるばかりではなく、教えることで成長する、屋根瓦方式も取り入れられていますね。

2年目からは、1年目の面倒を見なくちゃいけない。自分がさらに学び経験するために、早く後輩を自分達レベルに引き上げないといけない、そのモチベーションが後輩を指導する最大の理由かもしれません。若い医師は「やりたい」というやる気に溢れた人が多いので、ストップをかけずどんどんサポートし、見守りながらやらせています。 それには研修医も若手も相当スキルが高まり、そして信頼関係がないと無理だと思います。 私達は彼らをそこまで引っ張り上げることが仕事です。 医師として技術力を付けるためには、患者さんの気持ちを考え、周囲に気を配ったり、自分が患者さんや周りに与えている印象を気にし、そんなストレスやプレッシャーが極限に達するのが、6年目になるチーフ・レジデントです。

編集長

そのチーフ・レジデントの主な仕事とそのやりがいはどんな部分でしょうか。

チーム医療の要としてチーフ・レジデントは仕事をしますが、患者さんに一番いい医療を提供するため、ミスが起こらないように、スタッフとレジデントの橋渡し、チーム医療の潤滑油として大きな役割を果たします。365日、24時間オンコールも体験し、あらゆるアクシデントやトラブルは、全てチーフ・レジデントが対応します。沢山のドキドキと、怖い目に遭い冷や汗をかくことで、今後の医師人生を左右する、意思決定する力の習得に役立つと思います。チーフを経験した後は、見違えるほど堂々と安定感のある医師になっています。

編集長

これからの医師について、専門医制度の変更や各学会の意向もあり、どうキャリア形成は進んでいくのでしょうか。

やはりなんでもない(重篤な状態ではない)患者さんを、効率よくきちんと診る。 そして、研修医の教育もやるということに対して、きちんと価値観を持たせ、総合医、ジェネラル・サージェンとして病院でのニーズに応えて欲しいですね。 その上で、時代が求めるサブスペシャリティの領域を見据え、ジェネラルの研修後、サブスペシャリティで学会の座長を務めることができるくらいに極めて欲しいと思います。
全国の様々な環境にある徳洲会病院をローテートして身に付けた、臨床の技術と度胸は、それぞれの地域の人々の命を救い、医師としても大きく成長し、日本の医療を牽引してくれることでしょう。


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社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 理事長 鄭 義弘氏 東京西徳洲会病院 院長 渡部 和巨氏 原土井病院  院長 小柳 左門氏 聖隷沼津病院 院長 伊藤 孝氏

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