南医療生活協同組合

総合病院南生協病院

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南医療生活協同組合 院長 長江浩二氏
病院から地域が見える地域の橋渡しができる病院

名古屋市JR南大高駅から徒歩3分の場所に2010年新築移転した、総合病院南生協病院。
病院に一歩踏み入れるとそこは病院とは思えない空間が広がっています。
開放感のある吹き抜けのロビーには、コンビニやレストラン、旅行会社、フィットネスクラブなどが入っており、まるで複合施設を思わせる病院らしくない病院。その院長に南生協病院で働く魅力を伺いました。

当直3交代制(2交代と選べる)

20年前から導入している
当直の3交代制

病院らしくない病院

1階ロビーにはコンビニやレストラン
病院らしくない病院

集える街づくり「よってって横丁」

赤ちゃんからお年寄りまでが
集える街づくり「よってって横丁」


外観
編集長

とても綺麗で病院とは思えない施設と雰囲気ですね。

長江 浩幸氏

そうですね、私たちが目指している、 「病院らしくない病院、病院らしい病院」を実践していたらこんな風になってしまいました。
2010年にここへ移転した時に、組合員さんと一緒に話し合って作り上げてきました。
運営は生協ですが、この土地を提供してくれたのも、必要な資金集めをしてくれたのも全て組合員の皆さんなんです。
病院と言えば病気の人や高齢者の行く所と思われがちですが、健康な地域住民も集まれるそんな場所にしたくてこのような病院らしくない病院になりました。 お蔭で1階ロビーは住人の通り道で、高校生が帰り道にコンビニに寄ってロビーのソファーで勉強していたり、学校帰りにフィットネスに通ったり。
2015年4月には「南生協よってって横丁」が完成して、赤ちゃんからお年寄りまでが集える街つくりを推進していく予定です。


院内
編集長

病院から発言する街づくり。 医療とは病気を治すことではなく地域を良くするという生協の考え方そのものですね。 貴院では医師の当直3交代制を導入されておられますが、上手く機能しているのでしょうか

長江 浩幸氏

元々はうちも2交代だったんですが20年程前から3交代に移行しました。 若い先生は準夜と深夜連続勤務の人が多いですが、女性や年配の先生には3交代が人気です。全員が3交代という訳ではなくて、3交代か2交代が選べるというのがメリットなんだと思います。
また、「休まぁる」と言って、当直明けの2時間をその月の内にまとめて休みを取る仕組みを作っていて、遅番や早退、数回分をまとめて半休にしたりしています。


院内
編集長

2013年の地域包括ケアシステムの事例集に取り上げられていましたが、2025年に向けて南生協病院の取られてきた準備に関してお聞かせください。

長江 浩幸氏

私たち南生協病院は、10年前からすでに地域包括ケアを築き上げています。
高齢者の社会参加、住宅、介護の複合施設を開設から多く立ち上げてきました。
協同組合らしい機能の仕方で住民主導の街づくりが、南生協病院を中心として始まっています。
組合員が自ら空き家を探し、改修費用を集め、ボランティアを探し、職員まで探し出してグループホームも立ち上がりました。
病院移転を機に南生協病院は、「よってって横丁」を作り、医療介護で安心して住み続けられる街づくりと、地域住人の交流の場となるようにしていきたいと思います。 医療サービスを提供するだけでなく、地域社会、みんなの生活の中に南生協病院があり、安心して、健康に楽しく暮らせる街づくりの文化を発信し続けます。 特に地域住民の病院を中心とした街づくりへの意欲には感心させられます。今は、住民のニーズを実現させるため自発的に「10万人会議」が開かれ、徹底した議論がなされています。地域と共に、相互に支え合い、助け合いの意識が、豊かな生活に繋がる街づくりを続けていきたいと思います。
生活を豊かにするために医療はある地域住民の要望を実現しようとする意識と行動、そのニーズに応える病院のコミュニケートが、助け合いの輪を広げ、安心して暮らし続ける街づくりに繋がっていると実感することができました。 南生協よってって横丁をJR南大高駅前に2015年4月OPEN。
サービス付き高齢者住宅・住宅型有料老人ホームのほか、在宅療養支援診療所、歯科クリニック、精神科デイケア併設クリニック、鍼灸、マッサージ、アロマセラピーなど。それ以外にも、レストランバー、発酵カフェ、カレーショップ、学生が利用できる自習室、有料駅前駐輪場、キッズコーナー、ウッドデッキ、屋上菜園と、老若男女誰もが集える街が生まれました。


室内
編集長

やはり通常の16時間当直に比べれば身体の負担も少ないしいいですね。
では一般病院と生協病院の違いとそのメリットを教えて下さい。

長江 浩幸氏

それは利用者の声がよく届くことですね。いいことも悪いことも全て相談してくれます。 先にも言いましたように病院を作ることろから自分たちの意見を出し合い、資金を出し合っているので自分たちの病院という意識がとても強いです。利用者の声には耳が痛いこともありますが、医師にとっては真摯に受け止めることは成長に繋がります。これからの日本は超高齢化社会で複数の病を抱えた人が増えます。これからは病気だけを診るのではなく、病を抱えながらもどう生活するのか。家に帰って生活することも考えて診る必要があります。地域社会に戻り生活することを目的にするということは、つまり病を持っていても暮らしやすい地域を作ることだと思っています。利用者の声を聞くという文化が根付いているので、うち出身の開業医の方はみんな成功されていますよ。一般病院と比較して感じることは、利用者と医師(病院)がフラットな関係だということです。それは医師にとっては気持ちが楽なんですよ。医師は偉くてどんな病気も治してくれる者というのではなく、利用者と対等に意見をしながら支えあえるというスタンス。他の病院から来られた医師にとっては戸惑いもありそうですね。最初は戸惑うかもしれませんねでもみなさんそれに慣れるととてもやり易いと言いますよ。私ももう28年くらいここにいます。研修医から残って長く勤める人が多いですね。


院内
編集長

研修医からの残る医師も多いということですが、どんな研修医がここを選ぶのですか?

長江 浩幸氏

南生協病院の移転に伴い「1,000人会議」という近隣の住民をはじめとして、多くの医療関係者、福祉関係者、金融業者など、極めて多くの人々を集めて会議をしました。こういった取り組みが面白そうだと言ってくれる人、患者さんやその地域の人との交流の中で医療を学びたいという人がうちを選んでくれます。 ですので研修医にもどんどん地域の交流会に参加してもらっています。 医師として初期の段階でこういう体験をすることで、患者さんとの関わり方や態度が身に付きますし、医師だけが医療を作るのではないということが理解できますので、とても大切な経験だと考えています。大学では口では教えてくれますが実践はさせてくれませんからね。


集える街づくり「寄ってて横丁」
編集長

院長先生から見る貴院の魅力は何だと思われますか?

長江 浩幸氏

利用者・科目・職種間の垣根がないこと、上下関係もあまりありません。居心地はいいと思いますよ。全多的にとても明るいです。
それと「こうじゃないといけない」というのがなくて、柔軟な考え方を受け入れて取り入れています。だから、自分はこれがやりたいとか、こうゆうやり方はどう?って提案すると否定されずに、やってみようかと受け入れられると、みんなが前向きに頑張れます。
やりたいことの相談はできるだけ応じます。
勤務条件もフレキシブルに対応しますので、時短勤務での常勤扱いや育児中医師のサポートとして保育園、夜間託児所、病児保育を完備しています。先に話した3交代当直も好評の制度です。スタッフ同士だけでなく、利用者さんや地域の方と仲良く働いてくれる医師の方に是非来て頂きたいですね。開業や在宅診療のスキルも身に付きますので、将来を見据えての経験としてもお勧めです。



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